外交は国益を守るための戦略コミュニケーションである。
狭義の外交は各国の外交当局間の外交折衝である。
これは当事者間の直接話法で、各国がその利害を超える事が難しく、強要か譲歩の中で落とし所を模索、妥協点を見つけるプロセスである。
この限界を乗り越える方法として相手の国の世論を味方につけ、その世論をテコに相手国に譲歩を迫る間接話法がある。
中国が北京へのオリンピックの誘致に動き出した際は、米国は天安門事件の絡みから反対の姿勢を貫いていた。
フライシュマン・ヒラードは戦略的な視点で、絶え間ない革新を実現します。
外交は国益を守るための戦略コミュニケーションである。
狭義の外交は各国の外交当局間の外交折衝である。
これは当事者間の直接話法で、各国がその利害を超える事が難しく、強要か譲歩の中で落とし所を模索、妥協点を見つけるプロセスである。
この限界を乗り越える方法として相手の国の世論を味方につけ、その世論をテコに相手国に譲歩を迫る間接話法がある。
中国が北京へのオリンピックの誘致に動き出した際は、米国は天安門事件の絡みから反対の姿勢を貫いていた。
本日6月1日発売の宣伝会議に寄稿させて頂きました。

巻頭特集「近所の評判から風評被害まで その本質を考える」にて、
戦略コミュニケーションの視点から、3.11以降いかにして日本への信頼を取り戻すか、
海外からの風評被害をいかに克服するかについて考察しました。
是非、ご一読下さい。
トヨタのリコール、東電の原発事故、ソニーの個人情報漏洩などのクライシス対応を見ていると、あることに気付く。
多くの日本の企業には「コミュニケーション」と云う括りの機能や組織がない。
ステークホルダーと世間(Public)に対してコミュニケーションをはかり、関係性(Relations)を構築すると云う発想で組織づくりがなされていない。
コミュニケーションとなると大抵は広報部と云うことになるが、日本企業の広報が果たしている機能は企業のコミュニケーションという視点から考えると相当に限定的である。
(前回からの続き)次は、アメリカの部品メーカーである。
自動車産業は組み立て産業である。数万点にも及ぶ部品を組み立てている。
現地生産となると今まで取引の無かったアメリカの部品メーカーを開拓することが必要となる。
しかしながら、これは簡単な話ではない。
これも従業員と同じようにホンダ生産方式とホンダ哲学を十分理解し、それに対応出来るだけの生産ラインと労働力の質が米国の部品メーカー側に求められる。
出来るだけアメリカの部品メーカーの採用をはかるが、どうしてもダメな場合は、日本で取引している日本の部品メーカーに米国への進出をお願いすることになる 。
これはこれでいろいろと新たな問題を想起させる。
米国の部品産業を破壊するなどと言って日本の部品メーカーの米国進出への反対運動が起こる。
一方、海外進出に慣れない部品メーカーの日本人駐在員やその家族が大幅に増えることに対する地域社会との軋轢が増えてくる。
いずれにせよ、モノを売ることからモノをつくることになるとより多くのステークホルダーとの関係性が複雑に交差、そこを十分に手当てしないと現地化戦略は間違いなく頓挫する事態に当時のホンダは直面していた。
いずれにせよ、ホンダのアメリカでの現地化戦略を成功させるためには、その実現に資する形で多様化するステークホルダーとの関係性を戦略的に構築して行く事が大きな課題になっていた。
ホンダがアメリカでPublic Relations部門を立ち上げるに至る背景がここにある。
~~~~~~~~~~~~~~~筆者経歴~~~~~~~~~~~~~~~~~
田中 慎一
フライシュマン・ヒラード・ジャパン 代表取締役社長
1978年、本田技研工業入社。
83年よりワシントンDCに駐在、米国における政府議会対策、マスコミ対策を担当。1994年~97年にかけ、セガ・エンタープライズの海外事業展開を担当。1997年にフライシュマン・ヒラードに参画し日本オフィスを立ち上げ、代表取締役に就任。日本の戦略コミュニケーション・コンサルタントの第一人者。近著に「オバマ戦略のカラクリ」「破壊者の流儀 不確かな社会を生き抜く”したたかさ”を学ぶ 」(共にアスキー新書)がある。
☆twitterアカウント:@ShinTanaka☆
メッセージ発信は相手に何かを伝えるだけではない、
メッセージを発信することによって相手の反応を読み、
その狙いや動きを察知することも重要な目的である。
そして、そのメッセージ発信の“レーダー機能”が今後はますます重要になる。
今回は有為な人材とは何かを考えてみたい。
以下、5月22日付の日経新聞、風見鶏の中で取り扱われた文章である。
記事を読む国家の危機に有為な人材を登用するのは当然。
官房副長官に就いた後、萎縮していた官僚たちを「俺が責任をとる」と言って奮起させたのは、仙谷氏だ。
人事の評価を一概には決めつけられないが、それにしても「他に人はいないのか」と言いたくなってしまう。(2011年5月22日日経新聞2面 風見鶏より抜粋)
「根回し」と云う言葉がある。
時々によって良くも悪くも使われる。
会社生活の中ではよく「役員会の前に役員メンバーとの根回しをしっかりやれ」とか日本のビジネスマンにとっては必要不可欠なスキルとして扱われることもある。
一方、根回しによるコンセンサス重視のため、海外では日本の意思決定の遅さの元凶ととらえられることもある。
この「根回し」と云う言葉、コミュニケーションの視点から考えると結構「活けた」手法である。
世界が多極化する中で、国の発信力が益々問われて来る。
一国の発信力はこれからますます弱まって来るのが世界の趨勢である。
アメリカや中国と言えども、世界世論の流れには抗えなくなって来ている。
今後、国の発信力を上げて行く装置やプラットフォームが求められて来る。
国の世界への発信を拡声する装置の一つに国際会議がある。
大きく2つに分かれる。ダボス会議のようなNGOなどが主催する会議とG8サミットのように国家レベルで主催される会議である。
本来、プレスリリースは企業の商品、活動などを一般に知らしめるための方法である。
リリースをマスコミに配り、企業の商品や活動についての記事をなるべく多く書いて貰うことを主眼としている。
しかしながら、これは平時の時もの話。
有事になると状況が変わってくる。
今回のコミュニケーション百景は仏教の話から。「仏教と戦略コミュニケーション?」と思う事なく、しばしお付き合い願いたい。
無我、無常とは仏教における「空」を解くための概念。「空」を理解する事は難しい。
理解とはあくまでも左脳的把握を意味する。「空」はどうも右脳的把握が必要。
「空」とは何事にもこだわらない融通無碍で自由な境地ではと今のところ考えている。