アーカイブ

Year: 2009

  • 政権交代のコミュニケーション力学2

    (1はコチラ) 2003年のマニフェスト選挙から始まった自民VS民主のコミュニケーション戦争...

  • 政権交代のコミュニケーション力学1

    今年は総選挙、続く政権交代と政治が大きく動いた1年であったが、コミュニケーションの視点から見ても大きな力が働いた。選挙に関連する講演やシンポジウムの中で、その力学についての分析を発表してきたが、今回改めて「政権交代のコミュニケーション力学」としてまとめたものを数回に分けて投稿する。(尚、連載終了後はプリントするのに適したPDF版をアップロードする予定)

  • 11/12(木) 21:00~ロンドンブーツ1号2号田村淳のNewsCLUB出演のお知らせ

    前回の更新から大分時間が空いてしまった。 その間、総選挙及びその後の政権交代という歴史的な瞬間を目にしたが、近々「政権交代の力学」として、まとめて投稿する予定である。 さて、先日、一橋大学の学校祭で行われたシンポジウムに参加した。ちょうど文化放送「田村淳のNewsCLUB」の収録を兼ねており、ロンドンブーツ1号2号の田村淳氏、学生の天野氏、佐々木氏、松本氏と非常に有意義な時間を過ごすことができた。ここに改めて感謝を申し上げたい。...

  • ネットと選挙~インターネットでアメリカを動かした男、オバマ~

    コミュニケーションは力である。 選挙はコミュニケーションの力を最大限に発揮する場であり、コミュニケーションという力を使った戦争とも言える。オバマはネットを使って、大統領選というコミュニケーション戦争に勝った。 ネットの最大の効用は"サイレント・マジョリテイー"の声なき声の可視化である。オバマはネットを通じて"サイレント・マジョリテイー"の"変化を求める"声を可視化した。そして、それをテコにアメリカの大統領になった。「オバマ現象」(Obama Phenomenon)とは、動くはずのない"サイレント・マジョリテイー"が動いたという驚きの現象なのである。...

  • 本日ニコニコ生放送「インターネットと選挙・政治を考える」に出演

    ニコニコ生放送にて中継される、MIAU主催シンポジウム「インターネットと選挙・政治を考える」に出演します。 >>ニコニコ生放送 MIAU主催シンポジウム「インターネットと選挙・政治を考える」 (要ニコニコ動画アカウント) 下記、イベント概要ページからの抜粋です。 8月14日(金)に秋葉原のUDX GALLERYで行われるMIAU主催のシンポジウム 「インターネットと選挙・政治を考える」の模様を生放送します。...

  • 挨拶はコミュニケーションの原点「挨拶をあまくみるな!」

    挨拶はメッセージ発信の基本である。 人間が初めて発するメッセージは”おぎゃー”と泣くことである。これによって人間は”おれはいきているぞ!”ということを周りに理解させる。赤ちゃんが産まれたときに鳴き声を出さなかったら原始時代は正常ではないといってほっておかれる。それは赤ちゃんにとっては死を意味する。メッセージを絶えず発信し続けることによって人は生かされていく。 メッセージの受発信を司る力がコミュニケーションの力である。...

  • いよいよ総選挙、”争点の優位性とは”

    いよいよ選挙が近づいてきた。 今回は最長の選挙期間とあって、何が起こるかわからない。それだけに興味津々である。長年にわたり、選挙関連の仕事に携わる機会が多かったが、やはり選挙での勝敗を決める大きな要因の一つが”争点設定”である。 「争点を先に設定した方が勝つ」というのが実感である。 多くの選挙が「XX選挙」と銘々されている。4年前の総選挙は「郵政選挙」と呼ばれた。通常、この選挙という言葉の前にくるのが争点を示している。...

  • 麻生首相の2つの演説(2)“いよいよ7.21解散”

    (前回の記事はこちら) 解散記者会見での麻生演説を検証する。 背景は”赤い”カーテンである。4年前の郵政解散での小泉総理の記者会見を意識している。また、今回の選挙を「安心生活実現選挙」とわざわざ命名する。これも4年前に小泉総理が「今回は郵政民営化選挙」と言い切った姿を彷彿させる。...

  • コミュニケーションを技術する!「コミュニケーション技術評価会」

    7月11日に第12回目のフライシュマン・ヒラード・ジャパン、コミュニケーション技術評価会を開催した。 この会はあくまで社内イベントで年に2回、7月と12月に土曜日を丸1日使って開催する。日本の全スタッフと一部有識者を交えて行われる。内容は成功例、失敗例も含め、我々が行ってきたサービスのケーススタデイーを検証する”場”である。 あえて”技術”という表現を使っているのはコミュニケーションを属人的なスキルとして漠然と捉えるのではなく、ひとつの体系化されたものとして認識することの重要性を示したかったからである。...

  • 麻生首相の2つの演説(1)”反省と謝罪”

    7月21日、麻生首相は2つの演説を行った。ひとつは、自民党両院議員懇談会で、もう一つは解散記者会見においてである。 2つの演説ともまず”反省と謝罪”から始まる。 しかしながら戦略コミュニケーションの視点から見るとその評価は分かれる。 麻生首相が思わず涙ぐんだ自民党両院議員懇談会でのスピーチの評価は基本的に”可”である。このスピーチの相手は自民党の反麻生派の議員である。...