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Month: August 2012

  • コミュニケーション技術評議会

    フライシュマン・ヒラード・ジャパンおよびグループ会社各社では、半期に1度合同で「戦略コミュニケーション技術評価会」を開催しています。 これはコミュニケーションを技術として捉え、その向上を目的として実施している社内イベントです。半期を通じて各グループが得た知見を共有し、議論を行い、日々提供させて頂くコンサルティングやサービス開発等に活かしております。 クライアント様との秘密保持契約のため詳細については記載することができませんが、当日議論された内容について簡単に紹介させて頂きます。 「グローバル広報」 グローバル化が進むにつれて、日本国外に進出する企業が増えています。 「グローバルでことを動かすことは決して簡単ではない」 日本人は概してコミュニケーションに苦手意識を持っているというものの、海外に支社を持つクライアント様を担当しているスタッフも多いため、いかにこれを克服していくか、熱のこもった議論がされました。グローバル化を進めるクライアント様に対してどのようなサービスが提供できるのか、既にお手伝いさせて頂いているスタッフが議論をリードし、経験豊富なアドバイザーも交えてサービスを充実させるための方向性を探りました。 「プランニングインサイトの重要性」 フライシュマン・ヒラード・ジャパングループでは、各社ともに異なる専門性・強みを持っています。しかしいずれのグループでも、プランニングの際に重要となるのはターゲットインサイト。各社がどのようにインサイト分析を行なっているのか、インフルエンサーを選定する際にリスクヘッジも重要であるといった知見の共有と活発な議論が行われました。ここでの議論を経て、マーケティング・コミュニケーションを専門とするグループとインターナル・コミュニケーションを専門とするグループ、それぞれの知見を交換しあい、サービスの向上に繋げようとする新しいプロジェクトが進行中です。 「ソーシャルリスニング」 フライシュマン・ヒラードは自社をComplete Communication Agencyと定義し、手法やメディアの種類に囚われず、グローバルにコミュニケーション・コンサルティングを行なっています。メディアをPaid/Earned/Owned/Shared (PESO)という4つに分類すると、従来型の広報代理店の強みはPaidやEarnedメディアにあり、今後の大きな可能性の1つはOwned/Sharedメディアでのコミュニケーションにあると考えられるでしょう。そしていまテクノロジーの進歩により、Owned/Sharedメディア上に溢れる人々の声を、ほぼリアルタイムで拾い、分析すること、「ソーシャルリスニング」が可能となりました。これを各グループのサービスといかに組み合わせ、進化させていくか。デジタルグループが紹介した先行事例を元に議論されました。   「レセプション」 濃密な一日の後は、恒例のレセプションも開かれました。社員一同、リラックスして会話を楽しみました。 戦略コミュニケーション技術評価会が終了すると、フライシュマン・ヒラード・ジャパングループの半期は一区切り、また新たなスタートを切ります。 現在、弊社では新たに戦略コミュニケーションコンサルタントを募集しております。経営企画、経営戦略、広報、PR、IR、財務、人事、マーケテイング、渉外など幅広い分野からご応募を受け付けております。以下ページから詳細をご確認の上、ぜひご連絡下さい。 →採用情報:戦略コミュニケーション・コンサルタント 今後ともフライシュマン・ヒラード・ジャパングループをどうぞよろしくお願いいたします。...

  • 日本のリーダーの対話力をダメにしている4つのポイント(孫子を実践的に読み解き直す3)

    何故、日本のリーダーの対話力は概して低いのか。4つの理由がある。 (1)そもそもコミュニケーションを力として認識していない。 コミュニケーションというと意思疎通を図る、情報共有する、仲良くするなどその事象面での理解で留まっている。飲みニュニケーションなる言葉が使われているぐらいである。 コミュニケーションを事象面で理解するのではなく、その目的から考えれば、コミュニケーションはスバリ「人を動かすパワー」である。この認識は比較的世界の常識になっている。...