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Month: March 2011
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ロビイングという“権利”(後編)(戦略コミュニケーションの温故知新* 第9回)
(前回からの続き)広義にロビイングを定義すると、前述したGovernment Relations、Public Affairs、Public Advocacyなども含まれる。 そこには3つの基本要件が必要である。 ①国益と企業益をどのように一致させるか。...
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ロビイングという“権利”(前編)(戦略コミュニケーションの温故知新* 第8回)
ロビイングの権利が憲法で保障されているという事実は驚きであった。 「政府にモノ申す」ことが国民の権利だと規定しているようなものである。 確かに民主主義の基本を考えれば、政府が民意を軽んじれば政府に国民が苦情を申し立てる(right to petition government)ことは当然と言えば当然。...
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「信長」をコミュニケーションの視点から考えるようになった理由2(コミュニケーション百景* 第4回)
(前回からの続き) コーポレート・ブランディングの本質は、一言で言うならば、ある目的に向かって、システマチックに人々の意識変革を行い、人々の行動を駆り立てる一連のプロセスである。 別の表現をすれば、「リーダシップ」をコミュニケーションの視点から捉えたものである。...
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「信長」をコミュニケーションの視点から考えるようになった理由(コミュニケーション百景* 第3回)
先日、ある世論調査で菅内閣の支持率が発足以来最低を記録した。 混沌とする時代には、それを打破してくれるリーダーの役割が強く期待されている、ということであろう。 今回の「コミュニケーション百景」から以前書きためていた、ある“リーダー”のコラムを振り返り、現代のヒントを見出したていきたいと思う。...
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ロビイングの本質を実感する(後編)(戦略コミュニケーションの温故知新* 第7回)
(前回からの続き)はじめは、それらのレポートを読むことに努力したが、すべて英文でもあり、数週間で諦めた。いったい誰がこれらのレポートを読むのかと訝った(いぶかった)ものである。ただ実感したことは収集している情報の殆どが公の情報であるという事実である。 ロビイングと言えば、裏情報ばかりを扱っているものと想像していたが、実際は誰でもが入手できる情報がほとんどなのである。...
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「信頼をする」のではなく、「信頼をつくる」(戦略コミュニケーションで斬る*第6回)
「信頼をする」のではなく、「信頼をつくる」。 あるスポーツ・コメンテーターがザッケローニ監督は選手を信頼しているから日本はサッカーアジア大会で優勝できたと言及した。これは逆である。重要なことは監督が選手を信頼するのではなく、監督が選手に信頼されることである。 監督が選手から信頼されているから、選手は監督の戦略に従い一生懸命仕事をする。 では監督は選手から信頼されるためには何をするのか。...