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Month: July 2009

  • 麻生首相の2つの演説(2)“いよいよ7.21解散”

    (前回の記事はこちら) 解散記者会見での麻生演説を検証する。 背景は”赤い”カーテンである。4年前の郵政解散での小泉総理の記者会見を意識している。また、今回の選挙を「安心生活実現選挙」とわざわざ命名する。これも4年前に小泉総理が「今回は郵政民営化選挙」と言い切った姿を彷彿させる。...

  • コミュニケーションを技術する!「コミュニケーション技術評価会」

    7月11日に第12回目のフライシュマン・ヒラード・ジャパン、コミュニケーション技術評価会を開催した。 この会はあくまで社内イベントで年に2回、7月と12月に土曜日を丸1日使って開催する。日本の全スタッフと一部有識者を交えて行われる。内容は成功例、失敗例も含め、我々が行ってきたサービスのケーススタデイーを検証する”場”である。 あえて”技術”という表現を使っているのはコミュニケーションを属人的なスキルとして漠然と捉えるのではなく、ひとつの体系化されたものとして認識することの重要性を示したかったからである。...

  • 麻生首相の2つの演説(1)”反省と謝罪”

    7月21日、麻生首相は2つの演説を行った。ひとつは、自民党両院議員懇談会で、もう一つは解散記者会見においてである。 2つの演説ともまず”反省と謝罪”から始まる。 しかしながら戦略コミュニケーションの視点から見るとその評価は分かれる。 麻生首相が思わず涙ぐんだ自民党両院議員懇談会でのスピーチの評価は基本的に”可”である。このスピーチの相手は自民党の反麻生派の議員である。...

  • 小泉劇場VS東国原シアター どっちが偉い? コミュニケーションリスクの視点から

    都議選の結果は、自民惨敗であった。敗因はいろいろ取り沙汰されているが、東国原知事が”戦犯”扱いを受けている。その結果、古賀自民選対委員長が”東国原知事にアプローチしたのは「浅はかであった」と自壊、辞任する事態となる。一体、世間を騒がした”東国原騒動”は何であったのか。 都議選以前の話であるが、ある政治ジャーナリストに尋ねられたことがある。...